宝物殿
熊野那智大社宝物殿は、熊野那智大社が御創建より千六百五十年祭奉賛会記念事業として、昭和40年7月に開館しました。
当館では、熊野信仰に基づく熊野文化が形成された奈良時代から隆盛を究めた平安時代、そして近代にいたる各時代より伝わる刀剣・古鏡・古祭具・参詣曼荼羅・古文書・経塚出土品などを常設展示しています。
熊野信仰は当地の大自然と神道・仏教・修験道とが折り重なって形成された独自の信仰です。
熊野は、貴族、武士から庶民まで身分性別を問わず全ての人を受け入れ救い上げる聖地として、「日本第一大霊験所」と称され、その神威に触れようと多くの参詣者が当地を目指しました。
熊野那智大社はそうした歴史を裏付ける貴重な文化財が多数伝来しています。その中には時の朝廷、幕府との関わりを示す奉納品や熊野の重層的な宗教観を伝える祭具、全国規模の信者の広まりを確認できるような記録などがあります。
熊野那智ならではのバラエティーに富んだ宝物をご覧下さい。
- 拝観料
- 大人 300円
小人 200円
※未就学児は無料 30名以上で団体割引有り
- 開館時間
- 午前8時半 ~ 午後3時半
- 休館日
- 毎週水曜日
※当社の都合により休館になる事も御座います。