社殿案内

熊野那智大社

熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)[世界遺産・御本殿域:国指定重要文化財]

御本殿

玉垣内には正面に五殿があります。
右から四つ目の御社殿が、熊野夫須美大神(イザナミノミコト)をまつるお宮でひときわ大きく建てられています。各社殿とも熊野造りで正面の簾の奥は蔀戸で、左側には格子戸があります。殿内は外陣・内陣の二つに区切られています。外に廻廊があり、正面に木階があり、床下に腰袴があります。

右から
第一殿 滝宮(大己貴命)
第二殿 証誠殿(家都御子大神)
第三殿 中御前(御子速玉大神)
第四殿 西御前(熊野夫須美大神)
第五殿 若宮(天照大神)
第六殿 八社殿(天神地祗)

拝殿

主祭神は熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ、イザナミノミコト)
夫須美(ふすみ)とは「むす」という生成発展を意味する言葉であり、同時に「結(むすび)」という意味を持っています。このため、かつては「結宮(むすびのみや)」という通称で呼ばれていました。
他の二山と違い、御滝の神様を併せ祀っているため一柱多く神様を奉斎しています。元々は御滝の近くで祀られていましたが、約1,700年前に現在の場所に遷りました。

八咫烏(やたがらす)・御縣彦社(みあがたひこしゃ)

八咫烏(やたがらす)は熊野の神様のお使いである、三本足の烏です。
より良い方向へ導く、お導きの神様とされ、熊野那智大社の境内にある御縣彦社(みあがたひこしゃ)でお祀りされています。
また、正面には八咫烏の銅像もございます。

烏石(からすいし)

即位以前の初代天皇、神日本磐余彦命を奈良の橿原の地まで道案内をした八咫烏が、案内を終えてこの那智山で【烏石】に姿を変え休んでいると伝わる石です。室町時代の那智山を描いた【那智山宮曼荼羅】という絵にも現在と同じ場所で、御本殿に囲まれる様にこの【烏石】が描かれております。

枝垂桜(しだれざくら)

熊野那智大社の枝垂れ桜は花の形が極めて小さく、その上品さは比類がなく、上臈の姿に似ていると称されます。後白河法皇御手植えの木を代々伝えたものとされ、古図にも描かれています、毎年三月末から四月初めころに咲き、県指定の文化財です。

宝物殿

那智経塚の出土品を始め、熊野那智大社文書(国指定文化財)等、熊野信仰の歴史を語る重要資料を展示し一般の閲覧に供しています。

秀衡桜

熊野詣の盛んな時代には広く人々の参詣がございました。奥州の藤原秀衡も夫人と共に熊野詣をし、その時奥州から持ってきた山桜がこの秀衡桜であると伝えます。四月の二十日頃に雲か霞かと疑われる程に真白く美しく咲く珍しい花で県指定の文化財です。

大クス 胎内くぐり

樟霊社(しょうれいしゃ)
樹齢約850年の樟を御神木として祀っています。
幹が空洞化しており、護摩木(300円)を持って通り抜けることが出来ます。
平重盛の御手植えと伝わっています。

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